MY説 本能寺の変

尊敬する人物は? という質問があるとき、歴史上の人物なら…というくくりでいえば、迷わず「織田信長」と私は答えます。

小学生のときに、歴史のマンガで織田信長の話を読んでいらい、ずっと尊敬していて、信長に憧れが強すぎて、私の人生は信長と同じように49歳でその生涯を終える、とさえ思っています。

それはさておき、日本史上最大のミステリーとされる、本能寺の変ですが、私は一般的に知られているような説は大間違いだと思っています。

超簡単に言うと、本能寺の変は、家臣だった明智光秀がクーデターを起こして、主君の織田信長を殺害し、その後、敵討ちのために遠征から戻ってきた豊臣秀吉が明智光秀を倒した…というものですが、これだと、一番悪いのは光秀になりますが、私は光秀は被害者の一人だったと考えています。

私の考える流れはこうです。

信長、わずかな部下と共に本能寺に入る→光秀が信長のもとに向かう。

このとき、光秀は、クーデター目的ではなく、最近、やたらと秀吉ばかりほめられて、自分は怒られてばかりだから、他の家臣がいないところで、一対一できちんと腹を割って話をして、よりよい家臣になろうと、こっそり信長のところに相談しにいったのではないかと私は考えています。

そこで、本能寺に近づいたら、何やら騒ぎになっていて、信長が襲われていたと。
それであわてて信長を助けようとしたものの、間に合わず、犯人だけでも見つけようとしたが、よくわからず、とりあえず秀吉にこのことを伝えようと思い、秀吉はあわてて遠征から戻った。

織田信長が会社の社長だとしたら、光秀と秀吉のふたりは専務で、出世争いはしていたものの、社長のことは尊敬していて、がんばろうという気持ちしかなかったと思います。

で、秀吉がかけつけると、信長を襲った犯人を見つけよいうとしていた光秀は、真犯人によって、返り討ちにあってしまい、それを討ち取った秀吉が信長の後を継いだ…

というのが私の考える本能寺の変です。

じゃあ、いったい真犯人は誰? ということになりますが、キリスト教ではないかと考えます。

信長はキリスト教を受け入れていたので、その信長を狙うのはおかしい話ですが、キリスト教側は、人生50年と言われていた時代に、すでに50目前だった信長が亡くなったとしたら、キリスト教の布教は難しくなるのではと考え、先手を打って仏教の勢力を弱めるために、仏教側が信長を襲った、という図式にしようとした、と。

仏教が日本からなくなれば、キリスト教を布教させるのは容易だったでしょう。

そこで、本能寺の変が仕組まれた、と。
秀吉の天下になってからキリスト教の弾圧がはじまったのも、そのへんの真意を秀吉が見抜いていたからではないかと勝手に考えています。

そもそも信長はいうほど悪い人ではないと私は思っています。
信長→秀吉→家康、という流れの中で、キャラ設定をうまくわけるために、悪役という要素を後づけで多くつけられてしまっただけだと思います。

楽市楽座に代表されるように、既得権益にしがみつく連中を追い出したり、農民だろうと優秀ならOKだとばかりに秀吉を重用したりしていた信長です。

また、嫌いな部下を遠征でずっと戦わせていた、なんて説についても、信長自身がその部下に対してねぎらいの手紙と一緒に食べ物を送っていたという証拠も出ているので、本当は部下思いの優しい人だったのだと私は思います。

まあ、なんにせよ、こうして好き勝手にいろいろな想像をしたくなるような魅力ある人物であったことは間違いないでしょう。

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