占い師星子4巻(完結)


占いの裏側を描いたこの作品、4巻で完結しました。
オラクルカードは登場していないので、出ていたらどうだったんだろう…とは思うのですが、プロの占い師としては、リアルな現実を描いてくれてありがとう、という感じでした😃

特に3巻で出てきた、プロの占い師になったものの、色々あって辞めてしまった人の話は、我ながらよく占い師続けて行けてるな…と、逆に自分エライと思えて印象深かったです。
 
全体を通して、占い師が「バーナム効果」という、誰にでも当てはまるようなことを言って、この占い師は当たると思わせる手法が常套手段である、というのが多く出てましたが、私はそれに関してはそんなに悪いことではないと思っていて、相談者の気持ちが前向きになれば未来も明るくなるからいいんじゃないかという。

もちろん、信用させて、依存させたり高い金を払わせるというのであれば別ですが。 

また、主人公の星子はとんでもない占い依存だったのが、最後には自分で決めることの大切さに気付いて前に進む、というのが、作品全体を通して伝えたかったテーマなのかなと思いました。

私はいつも思うのですが、占い師は道案内は出来るけど、どちらの道を選ぶかは相談者しだいだと。

占い師はそのための手伝いしか出来ません、と。

そんなことを改めて考えさせられた作品でした👼

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